うしろ‐づめ【後ろ詰め】
1 先陣に続く後続の軍勢。予備として後方に配置する陣立て。ごづめ。「千葉屋の寄せ手かしこを捨てて、ここの—を仕(し)つと覚ゆるぞ」〈太平記・九〉 2 敵軍の背後から攻めること。うしろぜめ。ごぜめ...
うじ‐がみ【氏神】
1 神として祭られた氏族の先祖。藤原氏の天児屋命(あまのこやねのみこと)、斎部(いんべ)氏の天太玉命(あまのふとだまのみこと)など。 2 その氏族にゆかりのある神。また、その神を祭った神社。平氏...
うじがわ‐の‐せんじんあらそい【宇治川の先陣争い】
寿永3年(1184)木曽義仲と源義経が宇治川で相対したとき、義経方の佐々木高綱・梶原景季(かじわらかげすえ)が、源頼朝から与えられた名馬生唼(いけずき)・磨墨(するすみ)で先陣を争った故事。
うじ‐でら【氏寺】
氏族が、一門の繁栄、先祖の追善、死後の幸福などを祈るために建てた寺。蘇我氏の向原寺、藤原氏の興福寺など。
うじ‐ぶみ【氏文】
古代の氏(うじ)が、その起源や先祖代々の功績などを記した文書。「高橋氏文」の類。また、中世、武家で家の由来と系統を記した文書。
うじょう‐ふくよう【羽状複葉】
植物の葉の形態で、小葉が葉軸の左右に羽状に並んでいるもの。フジなど先端にも小葉のつくものを奇数羽状複葉、ソラマメなどつかないものを偶数羽状複葉という。
うす‐じき【薄敷】
先物(さきもの)取引で、商品取引員が預かる委託証拠金が取引所の規定よりも少ないもの。違反行為となる。証券取引所(金融商品取引所)では薄張(うすばり)という。
うす‐の‐き【臼の木】
ツツジ科の落葉低木。山地に生え、高さ約1メートル。枝は細かく分かれ、葉は卵形で先がとがる。初夏、淡紅色の釣鐘形の花をつけ、実は臼形で、熟すと赤く、食べられる。
うすゆき‐そう【薄雪草】
キク科の多年草。本州以西の山地に自生。高さ25〜50センチ。葉は先がとがり、裏面に白い綿毛が密生。夏から秋、茎の先に苞(ほう)状の葉が数枚出て、その中央に、白い綿毛をつけた灰白色の小花が集まって...
うち‐くず・す【打(ち)崩す】
[動サ五(四)] 1 考え方・雰囲気などをこわす。「古い観念を—・す」 2 野球で、連続して安打を打ち、相手の投手を降板させる。「先発投手を—・す」 [可能]うちくずせる