りょうし‐こうがく【量子光学】
量子力学を基礎に、光の粒子性や光と物質の相互作用について研究する光学の一分野。
りょうし‐テレポーテーション【量子テレポーテーション】
原子や光子の量子力学的状態を、空間的に離れた場所にある他の原子や光子で再現すること。元の原子や光子を異なる場所に移すのではなく、その量子状態のみの転送を指し、量子力学的に相関をもつ二つの粒子(量...
りょうし‐ドット【量子ドット】
電子を微小な空間に閉じ込めるために形成した、直径数〜数十ナノメートルの半導体結晶。量子点。量子箱。 [補説]電子をその波長とほぼ同じ大きさの空間に注入すると、三次元のどの方向にも自由に移動できな...
りょうしドットがた‐たいようでんち【量子ドット型太陽電池】
電子を直径数〜数十ナノメートルという微小な空間に閉じ込めた量子ドット構造の半導体結晶を用いる太陽電池。太陽光に含まれるさまざまな波長を利用でき、理論上60パーセント以上のエネルギー変換効率が得ら...
りょうしドット‐ディスプレー【量子ドットディスプレー】
《quantum dot display》量子ドットを利用したディスプレー。量子ドットの蛍光特性を変えることで、バックライトの光を別の色の光に効率よく変換し、さまざまな色を表現できる。テレビのデ...
りょうしドット‐レーザー【量子ドットレーザー】
量子ドット技術を応用した半導体レーザー。従来のレーザーに比べ、高効率で消費電力が低く、温度依存性が少ないという特徴をもつ。光通信の高速大容量化、レーザー発振器の小型化を可能とするほか、光子を一つ...
りょうし‐ビーム【量子ビーム】
光子や中性子やイオンなどを極めて細いビーム状に射出したもの。レーザーやシンクロトロン放射、加速器、原子炉などで生成され、強度やエネルギーが高く、量子論的な波としての性質をもつ。ビームを細く集束し...
りょうし‐りきがく【量子力学】
素粒子・原子・分子などの微視的な世界の物理現象を扱う理論体系。物質のもつ波動性と粒子性、観測による測定値の不確定性などを基本とする。アインシュタインの光量子論、ボーアの原子構造論などを経て、ハイ...
りょうそう‐ようすい【両総用水】
千葉県九十九里浜平野南部の灌漑(かんがい)と低湿地の排水のために作られた国営の用水路。延長約80キロ。香取市で利根川から取水し、横芝光町、茂原市に至る。昭和42年(1967)完成。
りょう‐てっこう【菱鉄鉱】
炭酸鉄を主成分とする鉱物。多く菱面体の結晶をなし、三方晶系。淡黄色・褐色などでガラス光沢がある。鉄の原料鉱石。炭酸鉄鉱。シデライト。