ブースター‐せっしゅ【ブースター接種】
予防接種で獲得した免疫の効果を持続させるために、一度投与したワクチンを再投与すること。追加接種。→ブースター効果
プロテアソーム【proteasome】
生体内でたんぱく質の分解を担う巨大な酵素複合体。不要になったり、品質が劣化したりしたたんぱく質に、ユビキチンという小さなたんぱく質が付加し、これを標的として分解および再利用が進められる。細胞の寿...
プロテイン‐ホスファターゼ【protein phosphatase】
リン酸化されたたんぱく質を脱リン酸化する酵素。加水分解によってたんぱく質からリン酸基を除去する。チロシン残基に作用するもの(チロシンホスファターゼ)とセリンやトレオニンの残基に作用するもの(セリ...
ヘルパー‐ティーさいぼう【ヘルパーT細胞】
リンパ球の一種。免疫反応に関与するT細胞の一種で、B細胞の分化と抗体の産生を促し、マクロファージやキラーT細胞を活性化させるはたらきをもつ。
ペプチド‐ワクチン【peptide vaccine】
ペプチドを抗原として用いるワクチン。癌(がん)ペプチドワクチンは、癌細胞に特異的に存在するたんぱく質の断片(ペプチド)を人工的に合成したもので、これを投与することによって、リンパ球などの免疫細胞...
ほうしゃ‐めんえきちりょう【放射免疫治療】
癌(がん)細胞と特異的に結合する抗体に放射性同位元素を結合させた薬剤を投与し、患者の体内で癌細胞に放射線を照射する治療法。RIT(radioimmunotherapy)。放射免疫療法。
ホルモン‐ざい【ホルモン剤】
ホルモンを医薬用の製剤にしたもの。化学合成もされる。分泌機能に障害のある場合に用いられる。抗炎症・免疫抑制作用をもつものもある。
まんせいえんしょうせいだつずいせい‐たはつしんけいえん【慢性炎症性脱髄性多発神経炎】
手足の脱力・筋力低下が左右対称に起こる、神経疾患の一種。末梢神経で軸索を覆う髄鞘が障害されることによって起こる。自己免疫疾患の一種と考えられるが詳細な原因は不明。数か月にわたってゆっくりと進行す...
まんせいひろう‐しょうこうぐん【慢性疲労症候群】
《「筋痛性脳脊髄炎(ME:myalgic encephalomyelitis)」とも》健康に生活していた人が、ある日突然、原因不明の強い全身倦怠感(けんたいかん)におそわれ、通常の生活が送ること...
ミクログリア【microglia】
中枢神経系に常在するグリア細胞の一つ。中枢神経における唯一の免疫細胞として知られ、マクロファージのような貪食作用をもつ。