きほん‐さいせいさんすう【基本再生産数】
《basic reproduction number》 1 ある感染症について、それまでに感染が広がったことがない、あるいは誰も免疫を持っていない集団において、一人の感染者から感染して発症する二...
キムリア【Kymriah】
B細胞性急性リンパ芽球性白血病・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療薬。患者の血液から取り出したT細胞に、がん細胞を攻撃する力を高める遺伝子を組み込み、患者の体内に戻す、CAR-T細胞療法という...
きゅうしゅうふりょう‐しょうこうぐん【吸収不良症候群】
脂肪・糖質・たんぱく質・ビタミンなどの栄養素の消化・吸収が阻害される疾患の総称。自己免疫性胃炎・膵機能不全・肝硬変・クローン病などさまざまな疾患で発症する。MAS(malabsorption s...
きゅうせい‐きょぜつはんのう【急性拒絶反応】
肝臓・心臓・腎臓などの臓器移植後6日から3か月ごろに起こる拒絶反応のこと。移植された臓器に出血・浮腫・壊死などがみられる。強い免疫抑制を行うことで治療できる場合が多いとされる。→慢性拒絶反応
きょう‐せん【胸腺】
リンパ節に似た構造をもち、T細胞とよぶ細胞性免疫を受け持つリンパ球の分化・増殖に関与する器官。人間では胸骨の後ろ側、左右の肺の間の前部にある葉状の腺組織。幼時に発達するが思春期以降は退縮する。
きょう‐どくせい【強毒性】
ウイルスなどの病原体によって感染症が発症したとき、重症化させる能力が強いこと。インフルエンザの場合は、呼吸器だけでなく脳や内臓など全身に感染が広がるもの。免疫の過剰反応(サイトカインストーム)が...
きょう‐まく【莢膜】
一部の細菌で細胞壁の外側にある層。細菌が分泌する多糖類やポリペプチドからなり、白血球などの食細胞から細菌本体を守る役割を担う。免疫反応を引き起こす抗原性がある。カプセル。
キラー‐ティーさいぼう【キラーT細胞】
《killer T cell》リンパ球の一種。癌(がん)細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃する、細胞性免疫の主役。→T細胞
きんせきがいこうせん‐めんえきりょうほう【近赤外光線免疫療法】
⇒光免疫療法
ぎゅう‐とう【牛痘】
牛がかかる痘瘡(とうそう)。牛痘ウイルスは人間にも感染するが、軽症で済み、人間の痘瘡への免疫をも獲得するので種痘に利用される。