跡形(あとかた)も無(な)・い
1 痕跡が全くない。「—・く消えうせる」 2 根拠がない。根も葉もない。「おかちに入り婿(むこ)取るといふは—・いこと」〈浄・油地獄〉
小糠(こぬか)三合(さんごう)あるならば入(い)り婿(むこ)すな
男はわずかでも財産があるなら、他家へ入り婿せず、独立して一家を構えよ。男は自立の心構えを持つべきであることのたとえ。また、入り婿の苦労の多いことのたとえ。小糠三合持ったら養子に行くな。
じさん‐ざい【持参財】
花嫁の父または親族が、花嫁あるいは花婿または花婿の親族に対して贈る財産。入り婿に持たせる財産をいうこともある。金銭の場合は持参金という。⇔婚資。
ぜい‐せい【贅婿】
入り婿。
にゅう‐ふ【入夫】
1 民法旧規定で、戸主である女性と結婚して、その夫となること。また、その夫。 2 ⇒入り婿(むこ)