いれ‐あ・げる【入れ揚げる】
[動ガ下一][文]いれあ・ぐ[ガ下二]好きなもののために分別を欠いて多くの金銭をつぎ込む。「ひいき役者に—・げる」
いれ‐あわ・す【入れ合はす】
[動サ下二]まぜ合わせてならす。埋め合わせる。「おのれが損は—・せ、今は銀もいらぬと言ふ」〈浄・歌念仏〉 [動サ四]に同じ。「いっそ死骸を売って、初手の損を—・した方がよからうぞや」〈伎・...
いれ‐あわせ【入れ合(わ)せ】
埋め合わせ。いりあわせ。「現在の幸福が無くなった先きの—に過ぎないじゃありませんか」〈鴎外・青年〉
いれ‐かえ【入れ替え/入れ換え】
1 それまであった物やいた人を出して、他の物や人を入れること。また、入れ場所をかえること。「夏物と冬物の—」「—なしの劇場」 2 互い違いに入りまじること。「—模様」 3 埋め合わせ。「この—に...
いれ‐か・える【入れ替える/入れ換える】
[動ア下一][文]いれか・ふ[ハ下二]はいっているものを取り出し、かわりのものを入れる。また、入れ場所をかえる。「メンバーを—・える」「気持ちを—・える」
いれ‐かけ【入れ掛け】
相撲・芝居などで、降雨などのためその日の興行を中止すること。
いれ‐かわり【入れ代(わ)り/入れ替(わ)り】
1 入れかわること。交代。いりかわり。「—に別の店員が応対する」 2 江戸時代、毎年陰暦11月に歌舞伎俳優が出演する劇場をかえたこと。また、その時の興行。顔見世芝居。
いれかわり‐たちかわり【入れ代(わ)り立ち代(わ)り】
[副]次から次へと、ひっきりなしに入れかわるさま。いりかわりたちかわり。「客が—訪れる」
いれ‐かわ・る【入れ代(わ)る/入れ替(わ)る】
[動ラ五(四)]前のものにかわって他のものがはいる。他のものと交代する。いりかわる。「負傷した選手と—・る」「席が—・る」
いれ‐がみ【入れ髪】
髪を結うときに、形を整えるために補う毛髪。日本髪や束髪などの、大きくふくらませる髪形に用いる。入れ毛。添え髪。かもじ。