いり‐よう【入(り)用】
[名・形動] 1 必要であること。また、そのさま。にゅうよう。「旅行に—な品をそろえる」 2 必要な費用。入費。いりめ。「余りがあれば塾舎の—にすることにして居ました」〈福沢・福翁自伝〉 3 大...
いり‐わけ【入(り)訳】
こみいった事情。いきさつ。子細。「これにはちょっとした—があった」〈露伴・プラクリチ〉
い・る【入る】
[動ラ五(四)] 1 人や物がある場所・範囲・状態などに移る。はいる。 ㋐外から中に移動する。「道が山あいに—・る」「葷酒(くんしゅ)山門に—・るを許さず」 ㋑移り動いて物の陰に隠れる。太陽や...
いる‐さ【入るさ】
《「さ」は接尾語》月などのはいる時、または、はいる方角。いりがた。多くは歌枕「いるさの山」にかけて用いる。「夕月夜—の山の木隠れにほのかにも鳴くほととぎすかな」〈千載・夏〉
いるさ‐の‐やま【入佐山】
兵庫県北部、豊岡市出石(いずし)地区にある此隅山といわれるが不詳。いるさやま。[歌枕]→入るさ
いるま【入間】
埼玉県南部の市。日光への脇道の宿場町として発展。狭山(さやま)茶の産地。人口15.0万(2010)。
いるま‐がわ【入間川】
埼玉県南部を流れる川。秩父山地妻坂峠付近に源を発し、川越市で荒川に合流。長さ65キロ。上流部は名栗(なぐり)川ともよぶ。 狂言。大名が入間川を渡る際、土地の者の入間詞(ことば)をおもしろがっ...
いるま‐ことば【入間詞】
言葉の順序を逆に言ったり、反対の意味の言葉を言ったりすること。「花の雲」を「雲の花」、「深し」を「浅し」というなど。入間川が逆流した伝説に基づくとも、入間地方で多く用いられるからともいわれる。逆...
いるま‐し【入間市】
⇒入間
いるま‐よう【入間様】
「入間詞(ことば)」に同じ。