時(とき)分(わ)か◦ず
季節の区別がない。四季に関係ない。いつの時季でも。「湯の原に鳴く葦田鶴(あしたづ)は我(あ)がごとく妹(いも)に恋ふれや—◦ず鳴く」〈万・九六一〉 「—◦ず降れる雪かと見るまでに垣根もたわに咲け...
とは‐いえ【とは言え】
[接]「とは言うものの」に同じ。「彼は不満らしい。—、全く反対でもない」 [連語]「とは言うものの」に同じ。「人数は少ない—、意気込みは盛んだ」
どうるい‐こう【同類項】
1 数式で、係数は異なっても文字因数が全く同じである項。 2 同じたぐいのもの。仲間。
どくりつ‐ふき【独立不羈】
他からの束縛を全く受けないこと。他から制御されることなく、みずからの考えで事を行うこと。
何処(どこ)吹(ふ)く風(かぜ)
自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「—と聞き流す」
なり‐どころ【業所】
1 生産をする田地と、そこに設けた家。田地と邸宅。「逆流を塞ぎて—を全くせよ」〈仁徳紀〉 2 別邸。別荘。「飛鳥の皇女の—に幸(いでま)す」〈持統紀〉
西(にし)も東(ひがし)も分(わ)から◦ない
1 その土地の地理が全くわからない。西も東も知らない。「—◦ないまま旅をする」 2 物事を理解する力が全くない。また、どうしたらよいかわからない。西も東も知らない。「—◦ない子供」
にじゅう‐じんかく【二重人格】
一人の人間の中に二つの全く異なる人格が交代して現れること。互いに他方の人格にあるときの行動を想起できない。三つ以上の人格が現れる場合は多重人格という。
似(に)て非(ひ)◦なり
《「孟子」尽心下から》ちょっと見たかぎりでは似ているが、実際は全く違う。「慎重と臆病とは—◦なるものである」
にょほう‐あんや【如法暗夜】
全くのやみよ。まっくらやみ。