ていたいおん‐りょうほう【低体温療法】
体温を下げ、代謝を低下させて手術などを行う治療法。手術時の臓器や組織の障害を低減させることを目的とする。体表面を直接冷却したり、人工心肺で血液を体外で冷却して循環させたりする方法がある。身震いな...
テタニー【tetany】
全身、主として手足の筋肉が痙攣(けいれん)する状態。副甲状腺の機能障害のときなどにみられ、血液中のカルシウム濃度が低下するために起こる。
てんかん‐しょうてん【癲癇焦点】
てんかんの発作が生じる時、脳の中で、最初に過剰な神経活動が起こる場所。神経細胞異常な電気的興奮が周囲に広がることで、体のこわばり・脱力・意識消失・全身痙攣(けいれん)など、さまざまな症状が現れる。
てん‐ぽうそう【天疱瘡】
全身の皮膚に多数の水疱(すいほう)ができ、治りにくい病気。皮膚細胞に対して自己抗体ができる自己免疫疾患。指定難病の一つ。
とうせい‐ぐそく【当世具足】
室町末期以降、戦国時代に多く用いられた鎧(よろい)の一様式。槍や飛び道具から身を守るため、従来の胴丸を鉄板製とし、全身を覆うための籠手(こて)・脛(すね)当てなどの小具足を付加したもの。旧来の具...
とう‐そう【痘瘡】
痘瘡ウイルスの感染によって起こる悪性の伝染病。高熱と全身に小水疱(すいほう)とが出て死亡することが多く、治ってもあばたが残る。感染症予防法の1類感染症、検疫法の検疫感染症の一。WHO(世界保健機...
とくてい‐しんきんしょう【特定心筋症】
心筋の疾患のうち、原因や全身疾患との関連が明らかなもの。虚血性、弁膜症性、高血圧性、代謝性、過敏・中毒性、産褥(さんじょく)性のほか、筋ジストロフィー、神経・筋疾患、全身疾患(自己免疫疾患、サル...
とっぱつせい‐ほっしん【突発性発疹】
生後6か月から1歳半の幼児にみられる感染症。突然高熱を出し、平熱に戻るころ全身に赤い発疹が現れて2、3日で消える。予後は良好。
とび【鳶/鵄/鴟】
1 タカ科の鳥。全長約60センチ。全身茶色で、翼の下面に白斑がある。尾は凹形。ピーヒョロロと鳴きながら羽ばたかずに輪を描いて飛ぶ。ユーラシアに広く分布。漁港や市街地に多く、魚や動物の死体を食べる...
とら【虎】
1 ネコ科の哺乳類。ライオンと並ぶ大形の猛獣。体長約2メートル。全身黄褐色で黒い横縞がある。シカ・イノシシなどを捕食。沿海州から朝鮮半島・中国を経てインド・ジャワ・バリ島まで広くアジアに分布し、...