あげ‐て【挙げて】
[副] 1 多くの物事を全部含めていうときに用いる。残らず。ことごとく。「国を—祝う」 2 一つ一つ取り上げて。いちいち。「—数えるまでもない」
頭(あたま)隠(かく)して尻(しり)隠(かく)さず
悪事・欠点の一部を隠して全部を隠したつもりでいる愚かさをあざける言葉。
頭(あたま)の天辺(てっぺん)から足(あし)の爪先(つまさき)まで
からだの最上部から最下部まで。からだ全部。「にわか雨で—ずぶぬれになる」
あらい‐ざらい【洗い浚い】
[副]残したり隠したりせず、すべてを出すさま。何から何まで全部。残らず。「やったことを—話す」
あら‐かた【粗方】
[名] 1 全部とまではいかなくても、ほぼそれに近い部分。大部分。「クラスの—が進学希望だ」 2 (副詞的に用いて) ㋐大部分。およそ。「仕事は—かたづいた」 ㋑だいたいの数量をいうときに用い...
あらん‐かぎり【有らん限り】
[連語]あるだけ全部。可能なかぎり。精いっぱい。「—の力を出す」
あり‐がね【有り金】
現在手元にある金。持っている全部の現金。「—をはたいて買う」
あり‐きり【有り限り】
《「ありぎり」とも》 1 あるもの全部。あるだけ。ありったけ。ありっきり。副詞的にも用いる。「品物を—買い占める」 2 ある範囲内。「この—に五人口を過ぎよ」〈浮・永代蔵・二〉
ありっ‐たけ【有りっ丈】
《「ありたけ」の音変化》 [名]あるだけ全部。「—の声を張り上げる」「資金の—をつぎ込む」
[副]可能な限り多く。できるだけ。思う存分。「力を—出す」
ある‐かぎり【有る限り】
[連語] 1 あるだけ全部。ありったけ。「—の力を出しきる」 2 その場にいる人のすべて。全員。「走り打ちて逃ぐれば、—笑ふ」〈枕・三〉 3 生きている間。「女親といふ人、—はありけるを」〈かげ...