はっぽう‐びじん【八方美人】
《どこから見ても難点のない美人の意から》だれに対しても如才なく振る舞うこと。また、その人。非難の気持ちを込めて用いることが多い。
はっぽう‐ふさがり【八方塞がり】
1 陰陽道(おんようどう)で、どの方角に向かって事を行っても、不吉な結果が予想されること。 2 どの方面にも差し障りがあって、手の打ちようがないこと。
はっぽう‐やぶれ【八方破れ】
備えがなく、いたるところすきだらけであること。
はっぽう‐よし【八方好し】
どこから見ても欠点のないこと。また、その人。「難波女に姿の足らはぬ所なしとて、—といふ者あり」〈浮・諸艶大鑑・六〉
はつ【八/鉢】
〈八〉⇒はち 〈鉢〉⇒はち
ばはん【八幡】
《倭寇(わこう)が船旗に書いた八幡あるいは八幡大菩薩の神号を、「ばはん」と読んだところから生じた称ともいう》 1 倭寇の異称。 2 戦国時代、外国に対する海賊行為のこと。 3 江戸時代、国禁を犯...
はちまん‐せん【八幡船】
⇒ばはんせん(八幡船)
ばはん‐せん【八幡船】
1 室町時代末から安土桃山時代にかけ、朝鮮・中国沿岸に出没した日本の海賊船。はちまんぶね。ばはんぶね。 2 江戸時代、密貿易船のこと。
ばはん‐ぶね【八幡船】
「ばはんせん」に同じ。
パー【八】
《(中国語)》八。八つ。