じょう‐ろく【丈六】
1 《釈迦の身長が1丈6尺(約4.85メートル)あったというところから》1丈6尺。また、その高さの仏像。座像の場合は半分の8尺に作るが、それも丈六といい、また、丈六より大きいものを大仏という。 ...
じょう‐ろく【定六】
江戸時代、江戸・大坂間を6日で往来した町飛脚のこと。
じょう‐ろく【畳六/調六/重六】
双六(すごろく)で、二つの賽(さい)の目が、ともに六と出ること。じゅうろく。ちょうろく。「このはらまれ給へるみこ、男におはしますべくは、—出でこ」〈大鏡・師輔〉
じんろく【甚六】
1 次子以下に比べて、のんびりとしてお人よしな長男を多少のあざけりの気持ちをこめていう語。多く「総領(そうりょう)の甚六」の形で用いられる。 2 お人よし。おろかもの。
すぐ‐ろく【双六】
「すごろく」の古形。「つれづれなぐさむもの、碁、—、物語」〈枕・一四〇〉
すけろく【助六】
歌舞伎狂言「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」の通称。 歌舞伎舞踊。長唄。3世桜田治助作詞、10世杵屋六左衛門作曲。天保10年(1839)江戸中村座初演。「助六由縁江戸桜」を舞踊...
すご‐ろく【双六/双陸】
1 二人が盤を隔てて向かい合って座り、交互にさいを振って、出た目の数によって盤上の駒を進め、早く相手の陣に全部入れたものを勝ちとする遊び。インドに起こり、日本には奈良時代に中国から伝来。 2 紙...
ぜい‐ろく【贅六/才六】
⇒ぜえろく
ぜえ‐ろく【贅六/才六】
《「さいろく(才六)」の音変化》関東の人が上方(かみがた)の人をあざけっていう語。ぜいろく。「おめえがたの事を上方—と言ふはな」〈滑・浮世風呂・二〉
総領(そうりょう)の甚六(じんろく)
長子は大事に育てられるので、その弟妹よりもおっとりしていたり、世間知らずであったりするということ。