それ‐しき【其れ式】
[連語]《「しき」は副助詞》その程度。それくらい。「わずか」「たった」のような軽んずる気持ちを言外に含む。「—のことに驚くな」
それ‐しゃ【其れ者】
1 その道に通じている人。専門家。くろうと。 2 芸者。遊女。商売女。「—の果ぞとは思われぬまでに」〈逍遥・当世書生気質〉
それしゃ‐あがり【其れ者上(が)り】
過去に芸者や遊女であった人。
それ‐そうおう【其れ相応】
[名・形動]それにふさわしいこと。それにつりあうこと。また、そのさま。其れ相当。「—な(の)礼はする」
それ‐それ【其れ其れ】
[感] 1 人に注意を促したり、行動を促したりするときに用いる語。さあさあ。「—、早くしないと間に合わないよ」 2 相手の意見に同意するときに用いる語。そうだそうだ。「—、そのとおり」 [代...
それ‐ぞれ【其れ其れ/夫れ夫れ】
複数の物・人の、ひとつひとつ・ひとりひとり。おのおの。めいめい。副詞的にも用いる。「—が自分の道を選ぶ」「地方によって—習慣が違う」 [用法]それぞれ・おのおの——「持っていく荷物のそれぞれ(お...
それ‐だけ【其れ丈】
(副詞的にも用いる) 1 特定の、その物事。そのことだけ。そのものだけ。「—は勘弁してくれ」 2 その程度・分量・範囲。それくらい。それほど。「君は—の人間か」「わずかだが—でも収穫だ」「—努力...
それっ‐きり【其れっ切り/其れっ限り】
「それきり」を強めていう語。「—手紙もよこさない」
それ‐てい【其れ体】
その程度のこと。それくらい。「なるほど—の思ひならば」〈浮・懐硯・一〉
其(そ)れというのも
前に述べた事柄を受けて、その原因・理由についての説明を次に述べることを示す。そのわけは。なぜならば。「あの家は何か変だ。—人が出入りするのを見たことがない」