ぐそく‐もち【具足餅】
武家で、正月に鎧(よろい)や兜(かぶと)を飾って、その前に供えた鏡餅。正月11日にこれを食べて祝った。鎧餅。《季 新年》
ぐ‐たい【具体】
物事が、直接に知覚され認識されうる形や内容を備えていること。「—案」⇔抽象。
ぐたい‐あん【具体案】
具体的な案。具体的な意見。「—を出してほしい」
ぐたい‐か【具体化】
[名](スル)抽象的な事柄を実際に形にして表すこと。「計画を—する」
ぐたい‐がいねん【具体概念】
1 いろいろな属性を有する主体としての事物を示す対象概念。⇔抽象概念。 2 直接に経験される個物を示す単独概念。 3 事物相互の連関を明らかにして事態を全面的にとらえる概念。
ぐたい‐せい【具体性】
直接に知覚できる、具体的な形・内容をもっていること。「—に欠ける」
ぐたい‐てき【具体的】
[形動]はっきりとした実体を備えているさま。個々の事物に即しているさま。「—な方法」「—に指示する」⇔抽象的。
ぐたいてき‐しんり【具体的真理】
時間・場所などの、ある具体的な条件のもとで真理とされる事柄。真理は一定の条件のもとに成立し、条件が変われば真理でなくなるとしたヘーゲルの考え方から出た言葉。
ぐ‐だくさん【具沢山】
[名・形動]料理で、具材が多く使われていること。また、そのさま。「—な(の)味噌汁」
ぐちゅう‐れき【具注暦】
奈良時代に始まり、平安時代に広く用いられた漢文の暦本。暦日の下に歳位・星宿・干支(えと)・吉凶などが詳しく注記してあるのでこの名がある。日ごとに2〜3行の余白を設けてあるので、公家らが日記として...