しょうらん‐ろう【翔鸞楼】
平安京大内裏の八省院の四楼の一。応天門外の西南方に突き出た楼で、方四間、屋背に鴟尾(しび)があり、東の栖鳳楼(せいほうろう)に対する。西楼。
しょうりゅう‐ろう【蒼竜楼】
平安京大内裏の朝堂院にあった四楼の一。大極殿の東南に位置し、白虎楼と相対していた。左楼。東楼。そうりょうろう。
しんか‐でん【神嘉殿】
平安京大内裏の中和院の正殿。天皇が天神・地祇(ちぎ)を祭る所。中殿。中院。
皇居内、皇霊殿の西にある建物。新嘗祭(しんじょうさい)・神嘗祭(かんなめさい)が行われ、その南庭では元日に四方拝を行う。
しんごん‐いん【真言院】
平安京大内裏中和院の西にあった密教の修法道場。承和元年(834)空海の奏請により唐の青竜寺に倣って設置された。毎年正月、後七日(ごしちにち)の御修法(みしほ)が行われた。修法院。
しんせん‐えん【神泉苑】
平安京大内裏造営の際に設けられた天皇の遊覧用庭園。のち、空海が善女竜王をまつってから雨乞いの修法の場ともなった。現在、京都市中京区に苑池の一部が残る。
しんのう‐かざり【親王飾り】
内裏雛(だいりびな)(男女一対)のみの雛飾り。
じじゅう‐しょ【侍従所】
平安時代、大内裏の中にあった侍従の詰め所。外記局(げききょく)の南に位置した。
じじゅう‐でん【仁寿殿】
平安京内裏十七殿の一。内裏中央、紫宸殿(ししんでん)の北にあった。初め天皇の日常の座所、のち、内宴・相撲(すまい)・蹴鞠(けまり)などを行う所となった。じんじゅでん。にんじゅでん。
じゅうしち‐でん【十七殿】
内裏にあった17の主要な宮殿。紫宸殿(ししんでん)・仁寿殿(じじゅうでん)・承香殿(しょうきょうでん)・常寧殿・貞観殿・春興殿・宜陽殿・綾綺殿(りょうきでん)・温明殿(うんめいでん)・麗景殿・宣...
じゅうに‐もん【十二門】
平安京大内裏の外郭の12の門。東面の陽明門・待賢門(たいけんもん)・郁芳門(いくほうもん)、南面の美福門・朱雀門(すざくもん)・皇嘉門(こうかもん)、西面の談天門・藻壁門(そうへきもん)・殷富門...