あこぎ‐やき【阿漕焼】
三重県津市から産する陶器。万古(ばんこ)焼の分派である安東(あんとう)焼を、嘉永6年(1853)再興したのが始まり。
あしかが‐がっこう【足利学校】
足利市昌平町にあった学問所。創設者には諸説がある。室町期に上杉憲実(うえすぎのりざね)が再興。武士・僧侶・医師に儒書・易書・医書などを講述した。天文〜慶長・元和(1532〜1624)ごろが最盛期...
アダナ【Adana】
トルコ南部の工業都市。トロス山脈の南、セイハン川・ジェイハン川がつくる三角州に広がるチュクルオバ平原に位置する。周辺は肥沃な農業地帯であり、同国最大の綿の産地として知られる。古代ローマ時代、ポン...
あんらく‐じ【安楽寺】
長野県上田市別所温泉にある曹洞宗の寺。安楽護聖禅寺。平安時代、円仁の開創と伝えるが、天正年間(1573〜1592)、高見順宗が再興して曹洞宗となる。八角三重塔は国宝。別所観音。
いかに‐し‐て【如何にして】
[連語]《副詞「いかに」+動詞「す」(サ変)の連用形+接続助詞「て」》 1 手段・原因・理由についての疑問を表す。どうやって。「—再興すべきか」 2 願望を表す。どうにかして。何としてでも。「独...
ウマイヤ‐ちょう【ウマイヤ朝】
《Umayya》イスラム王朝の一。ウマイヤ家出身のムアーウィヤ1世が、ダマスカスを首都として建てた最初のイスラム・カリフ王朝(661〜750)。14代続いたが、アッバース朝に倒された。のち、イベ...
うんどう‐あん【雲洞庵】
新潟県南魚沼市にある曹洞宗の寺。山号は金城山。応永27年(1420)上杉憲実(うえすぎのりざね)が再興し、中興開山は曇英恵応(どんえいえおう)。上杉家の菩提寺。
えんじょう‐じ【円成寺】
奈良市忍辱山(にんにくせん)町にある真言宗御室(おむろ)派の寺。山号は忍辱山。天平勝宝8年(756)、聖武・孝謙両天皇の勅願により建立。開創は唐の僧虚滝(ころう)。中興は実範。初め忍辱施寺と称し...
おんじょう‐じ【園城寺】
滋賀県大津市にある天台宗寺門派の総本山。山号は長等(ながら)山。奈良時代末ごろの創建。円珍が再興し、貞観8年(866)延暦寺の別院となったが、円仁門徒と対立した円珍門徒は正暦4年(993)当寺に...
かさぎ‐でら【笠置寺】
笠置山上にある真言宗智山派の寺。山号は鹿鷺(ろくろう)山。大友皇子(おおとものおうじ)(弘文天皇)の創建と伝える。古くから弥勒(みろく)信仰の霊地とされ、建久3年(1192)貞慶(じょうけい)の...