とん‐しゃ【頓写】
1 急いで書き写すこと。 2 追善供養のため大勢が集まって一部の経を1日で写すこと。一日経。「一日—の経書きて、回向(ゑかう)して」〈仮・御伽婢子・一三〉
ながし‐どり【流し撮り】
[名](スル)動いている物体に合わせて、カメラを移動させながら写す撮影法。追い写し。
にじゅう‐うつし【二重写し】
1 映画・テレビで、ある画面の上にさらに別の画面を重ねて写す技法。オーバーラップ。 2 「二重露出」に同じ。
にっこう‐しゃしん【日光写真】
日光にあてて写す写真玩具。絵を印刷したネガを感光紙に重ねて、ガラス板をはめた枠(わく)に入れ、日光に数分間あてて焼きつけるもの。
にょほう‐きょう【如法経】
《「にょほうぎょう」とも》一定の法式に従って経文を筆写すること。また、その筆写した経文。多くは法華経についていう。如法写経。
ぬき‐うつし【抜(き)写し】
[名](スル)必要部分を抜き出して写すこと。ぬきがき。「要点を—する」
ねつてんしゃ‐プリンター【熱転写プリンター】
加熱した印字ヘッドでインクリボンを紙に押しつけて転写する方式のプリンター。音が静かで鮮明な印字が得られる。
ねん‐し【念紙】
日本画で、下絵を本紙または壁や板に写しとるときに用いる紙。木炭の粉末やベンガラなどを和紙の裏に塗ったもので、下絵と画面との間に入れ、下絵の輪郭をたどって転写する。
はな【花】
武島羽衣作詞、滝廉太郎作曲の唱歌。滝が明治33年(1900)に発表した歌曲集「四季」の1曲目にあたる。隅田川の春の情景を描写する。
はやと‐まい【隼人舞】
上代に薩摩・大隅(おおすみ)地方にいた隼人の風俗歌舞。その祖先、火照命(ほでりのみこと)の水におぼれるさまを写すという。平安時代には大嘗会(だいじょうえ)に舞われた。