ふゆ‐ぼたん【冬牡丹】
1 「寒牡丹(かんぼたん)」に同じ。《季 冬》「—千鳥よ雪のほととぎす/芭蕉」 2 火のさかんにおこっているのを牡丹の花にたとえて、火鉢をいう語。
ふゆみず‐たんぼ【冬水田圃】
秋の収穫後から春の代掻きまでの間、水を張っておく田。冬期湛水(たんすい)水田。 [補説]菌類やイトミミズなどが増えて土地が肥沃(ひよく)になるほか、昆虫・水鳥の生息地を確保し、生態系を保全するな...
ふゆ‐め【冬芽】
「とうが(冬芽)」に同じ。《季 冬》「飛騨(ひだ)人の培ふ桐の—かな/普羅」
ふゆ‐め・く【冬めく】
[動カ五(四)]冬らしくなる。「夜風が—・く」《季 冬》「口に袖あてゝゆく人—・けり/虚子」
ふゆ‐もの【冬物】
冬に用いるもの。特に冬用の衣料品。冬着。また、それに用いる布地。
ふゆ‐やさい【冬野菜】
冬に成熟する野菜。タマネギ・ニンジン・ダイコン・キャベツ・ハクサイ・ホウレンソウなど。→春野菜 →夏野菜 →秋野菜 [補説]温室栽培などで季節に関係なく食べられるものも多い。
ふゆ‐やすみ【冬休み】
冬に仕事を休むこと。また、正月をはさんで学校が授業を休むこと。冬の休暇。《季 冬》「文鎮の鍔(つば)は厳(いか)しき—/正雄」
ふゆ‐やま【冬山】
1 草木が枯れたり、雪におおわれたりした冬の山。《季 冬》「—やどこまで上る郵便夫/水巴」 2 冬に登山の対象となる山。⇔夏山。
やま‐ね【山鼠/冬眠鼠】
齧歯(げっし)目ヤマネ科の哺乳類。体長7〜8センチ、尾長4〜5センチ。体つきは丸く、灰茶色で背に黒い縦線が1本あり、尾に長毛がある。山林にすみ、樹上性で、果実・昆虫などを食べる。冬は木の穴などで...