ユーディット【(ドイツ)Judith】
ヘッベルの処女戯曲。5幕の悲劇。旧約聖書外典のユディト書を題材とする。1840年初演。
ようねんじだい【幼年時代】
《原題、(ドイツ)Eine Kindheit》カロッサの自伝的小説。1922年刊。一開業医の子が日常生活の中で出会う、のちの人生を決定づける諸体験を象徴的につづる。
《原題、(ロシア)Det...
世(よ)に◦出(で)る
1 世の中に出現する。初めておおやけになる。「処女作が—◦出る」 2 世の中に知られる。出世する。「新星のように—◦出る」
よるのはてへのたび【夜の果てへの旅】
《原題、(フランス)Voyage au bout de la nuit》セリーヌの処女小説。1932年刊。俗語や隠語を駆使した革新的な文体で賛否両論を巻き起こした。ルノード賞受賞。
よんせんのひとよる【四千の日と夜】
田村隆一の処女詩集。昭和31年(1956)刊。昭和20年(1945)の敗戦から10年間(約4000日間)に創作された詩作品をまとめたもので、戦後詩を代表する作品の一つ。
ヨーロッパたいくつにっき【ヨーロッパ退屈日記】
伊丹十三による処女エッセー集。映画やファッション、車など、ヨーロッパ滞在時のさまざまなエピソードを紹介したもの。昭和40年(1965)刊行。
らい【癩】
島木健作の処女小説。昭和9年(1934)「文学評論」誌に発表。同年出版の処女作品集「獄」に収録。
らん【乱】
黒沢明監督・脚本による映画の題名。日仏合作。日本では昭和60年(1985)に公開。シェークスピアの戯曲「リア王」をモチーフに、架空の戦国武将がたどる悲劇的な運命を描く。全米映画批評家協会最優秀...
り‐せん【履践】
[名](スル)実行すること。実践すること。「桃青は—し馬琴は観念せり」〈透谷・処女の純潔を論ず〉
りゅうせき【流跡】
朝吹真理子の処女小説。平成21年(2009)、「新潮」誌に発表。平成22年(2010)、Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。