へき‐しょ【僻処】
「僻地(へきち)」に同じ。「—の厩房(きゅうぼう)に於て、弁論を学び」〈中村訳・西国立志編〉
べっ‐しょ【別所/別処】
1 別の場所。 2 新しく開墾した土地。 3 仏語。 ㋐本寺から離れた一定の区域内の、僧が修行のためにとどまる場所。別院。 ㋑八大地獄に付属する小地獄。
ほう‐しょ【方所/方処】
方向と場所。「我国四周大海、外賊の来る—なし」〈公議所日誌・一二〉
ぼう‐しょ【某所/某処】
ある所。その場所が不明な場合や、明示したくない場合に用いる。
ま‐しょ【魔所/魔処】
1 魔物が住むと考えられた所。山城の鞍馬(くらま)の僧正谷、大和の大峰などが有名。 2 災害や凶事などがしばしば起こる場所。
みかく‐どころ【味覚所/味覚処】
⇒味所
み‐どころ【見所/見処】
1 見るべきところ。見る価値のあるところ。また、見落としてはならない点。「この映画の—」 2 今後を期待できる優れた点。将来性。「彼は—のある若者だ」 3 見て判断のよりどころとする点。めじるし...
みや‐どころ【宮所/宮処】
1 皇居のある所。また、皇居。「藤原の—に幸(いでま)す」〈万・五〇・左注〉 2 神の鎮座する所。「松が根に浪(なみ)こす浦の—いつすみよしとあとをたれけん」〈続後撰・神祇〉
みょう‐しょ【妙所/妙処】
きわめてすぐれた箇所。いうにいわれない味わいのあるところ。
め‐ど【目処/目途】
目指すところ。目当て。また、物事の見通し。「九月実施を—に細部を詰める」