チアミナーゼ【thiaminase】
チアミン(ビタミンB1)を二つの分子に分解するはたらきをもつ酵素。旧称アノイリナーゼ。貝類、甲殻類、淡水魚、一部のシダ植物に含まれる。
チオエステル【thioester】
カルボン酸とチオールの脱水縮合反応によって生成される化合物。→高エネルギー化合物 [補説]生体内では糖・脂質・アミノ酸を分解する過程でチオエステル結合をもつアセチルCoAなどが生成され、エネルギ...
ちっか‐マグネシウム【窒化マグネシウム】
マグネシウムの窒化物。マグネシウムを窒素またはアンモニアガス中で高温に加熱することで得られる。純粋な場合は無色で、通常は黄色の個体となる。等軸晶系。容易に加水分解を起こし水酸化マグネシウムになる...
ちっそ‐じゅんかん【窒素循環】
自然界において窒素が巡っている現象。大気中の分子状の窒素が根粒菌・アゾトバクターなどにより硝酸・アンモニアとして固定され、これらが緑色植物に吸収されてたんぱく質や核酸の成分となり、動物に摂取され...
ち‐の‐たき【血の滝】
鉄錆(てつさび)色の水が流れる南極のテーラー氷河の水流。古代の海水を含み、氷河・岩盤間に存在する微生物が分解した岩盤の鉄分によって赤く見える。 [補説]この微生物は、食料源のない氷下400メート...
チマーゼ【(ドイツ)Zymase】
糖類を発酵させ、エチルアルコールと二酸化炭素とに分解する一群の酵素。
ちゃ‐じゅ【茶寿】
《「茶」の字を分解すると「十」「十」「八十八」となるところから》108歳のこと。また、その祝い。
チャンドラ【Chandra】
1999年7月にNASA(米航空宇宙局)がスペースシャトルによって打ち上げたX線天文衛星。名称はインド出身の天体物理学者チャンドラセカールに由来する。総重量4.8トン。4対の反射鏡で構成されたX...
ちょうおんぱ‐けんびきょう【超音波顕微鏡】
超音波を利用する顕微鏡。周波数が100メガヘルツから3ギガヘルツの超音波パルスを試料に照射し、その反射波や透過波を圧電素子で受信し、試料表面および光学的には見られない内部構造などを観察する。電子...
ちょうおんぱ‐ないしきょう【超音波内視鏡】
先端部に超音波診断装置を備えた内視鏡。胃や腸などの消化管の内部から高分解能の超音波診断が可能であり、従来の内視鏡では不可能な組織内部の観察ができる。EUS(endoscopic ultrasou...