きり‐は【切(り)羽/切(り)端】
鉱石の採掘やトンネル工事で、掘削が行われる現場。切り場。
きりはへ【切羽へ】
井上荒野(あれの)の小説。平成20年(2008)刊行。同年、第139回直木賞受賞。
せっ‐ぱ【切羽】
1 刀の鐔(つば)の表裏が、それぞれ柄(つか)と鞘(さや)に接する部分に添える薄い金具。 2 差し迫っていること。また、その場面。急場。どたん場。「生きる死ぬるの—ぞと」〈浄・五枚羽子板〉
せっぱ‐つま・る【切羽詰(ま)る】
[動ラ五(四)]ある事態などが間近に迫ってどうにもならなくなる。身動きがとれなくなる。「—・って上司に泣きつく」
せっぱ‐はばき【切羽鎺】
《「切羽」も「鎺」も、刀剣の鍔元(つばもと)の金具の名。刀に手をかけて談判するところから》ひざづめ談判をすること。「さっきにから—する通り、銀(かね)渡したら御損であらう」〈浄・歌念仏〉