きれ‐あが・る【切れ上がる】
[動ラ五(四)]上の方まで切れる。また、目尻や額の生え際などが上の方へ上がっている。「—・った目元」
きれ‐あじ【切れ味】
1 刃物の切れぐあい。「—のいいナイフ」 2 才能・技などの鋭さ。「鋭い—の批評」「—のいいショット」
きれ‐きれ【切れ切れ】
[形動]俗に、切れのいいさま。頭脳の働きや体の動きなどがすばやいさま。「—なドリブルを披露する」
きれぎれ
町田康の短編小説。平成12年(2000)発表。同年、第123回芥川賞受賞。
きれ‐ぎれ【切れ切れ】
[名・形動] 1 細かくいくつにも切れていること。また、そのさま。「—な(の)雲」「—な(の)記憶」 2 切れそうになって、からくもつながっているさま。「息も—に言う」 [補説]書名別項。→きれぎれ
きれ‐くち【切れ口】
1 物の切れた部分。切断面。「材木の—」「堤の—」 2 たんかを切ること。威勢のよい放言。「そのやうな—をきくが」〈洒・夢の盗汗〉
きれ‐こ【切(れ)子】
たらこや明太子(めんたいこ)で、形がくずれたり皮が破れたりした状態のもの。
きれ‐こみ【切れ込み】
1 切れ込むこと。また、切れ込んだところ。「—のある襟(えり)」 2 葉・花びらなどの縁の刻み。欠刻。 3 収支決算の赤字。欠損。
きれ‐こ・む【切れ込む】
[動マ五(四)] 1 切れ目が物の中に深く入り込む。「海岸線が深く—・んでいる」 2 その方向へ入り込んでいく。「往還から横に—・み」〈蘆花・思出の記〉 3 収支決算が赤字になる。
きれ‐じ【切れ地/布地/裂地】
1 織物。反物。また、その地質。「厚い—」 2 織物の切れ端。 3 袋物や鼻緒などにする特別の紋織物。