きっ‐て【切手】
《切符手形の意》 1 「郵便切手」の略。 2 「商品切手」の略。 3 金銭受取の証明として発行する券。手形・切符・証書の類。 4 昔、関所の通過や乗船などに必要とされた通行証。通り切手。
切(き)って落(お)と・す
1 さっと切って下へ落とす。「やにわに三騎—・す」 2 歌舞伎で、振竹(ふりだけ)を用いた仕掛けによって、舞台にかかっている浅葱(あさぎ)幕・黒幕・道具幕を振り落とす。 3 (「幕が切って落とさ...
切(き)って捨(す)・てる
《「切り捨てる」を強めて言う言葉。切って、そのまま捨てることから》物事を思い切りよく見捨てたり、打ち切ったりする。「知らないの一言で—・てる」
切(き)って取(と)・る
勝負で相手を討ち取る。「三者連続三振に—・る」
切(き)っても切(き)れ◦ない
切ろうとしても切ることができない。関係が極めて深いことにいう。
きっ‐ぱ【切っ刃】
《「きりは(切り刃)」の音変化》 1 刀の刃の部分。 2 刃を下に向けて腰にさした短刀・かたな。〈日葡〉
切(き)っ刃(ぱ)を回(まわ)・す
1 《腰の刀を鞘(さや)ごと回して引き抜く態勢をとることから》刀を抜こうとする。「御返答によって浪人の切れ味お目にかけると、—・し」〈浄・浪花鑑〉 2 刀を振り回す。「—・せば取っつかまへて、か...
きっ‐ぷ【切符】
1 金銭支払い済みの証拠となる紙片。乗車券・入場券・観覧券など。「電車の—」 2 品物の引き換え、配給などのしるしに使う券。「交通違反の—を切られる」「衣料—」 3 出場できる資格や権利。「甲子...
きら・す【切らす】
[動サ五(四)] 1 切れた状態にする。「鼻緒を—・す」「しびれを—・す」「息を—・す」 2 用意していた物や金を出し切ってなくしてしまう。たやす。「油を—・す」「小銭を—・す」
きら‐ず【切らず/雪花菜】
《切らずに用いることができる意》おから。うのはな。「おから」が「空(から)」に通じるのを嫌っていった語。