かりこみ‐ばさみ【刈(り)込み鋏】
1 木の枝葉を刈り込むために使う、柄の長いはさみ。 2 整髪用のはさみ。
かり‐こ・む【刈(り)込む】
[動マ五(四)] 1 草木の枝葉や頭髪を刈って形を整える。「庭の芝を—・む」「愛犬の毛を短く—・む」 2 文章を推敲して不要な部分を削る。「—・んだ無駄のない文章」 3 農作物を刈り取って蓄える...
かり‐こも【刈り菰/刈り薦】
刈り取った真菰(まこも)。また、それで織ったむしろ。「—の一重を敷きてさ寝(ぬ)れども」〈万・二五二〇〉
かりこも‐の【刈り菰の】
[枕]刈った真菰(まこも)の乱れやすい意から、「乱る」にかかる。「—乱れ出づ見ゆ海人(あま)のつり船」〈万・二五六〉
かり‐しき【刈(り)敷(き)】
山野の草や柴(しば)を刈り、田に緑肥として敷き込むこと。また、その草や柴。
かり‐しめ【刈り標/仮標】
草刈り場を占有していることを示すしるし。「浅茅原(あさぢはら)—さして空言(むなこと)も寄そりし君が言(こと)をし待たむ」〈万・二七五五〉
かり‐た【刈(り)田】
稲を刈り取ったあとの田。刈り小田。《季 秋》「待ちかねて雁の下りたる—かな/一茶」
かりた‐ろうぜき【刈田狼藉】
中世、他人の田の稲を不法に刈り取ること。
かり‐て【刈(り)手】
稲・麦・草などを刈る人。
かり‐とり【刈(り)取り】
[名](スル)稲・麦・草などを刈り取ること。