ゆしまもうで【湯島詣】
泉鏡花の小説。明治32年(1899)、春陽堂より書き下ろしとして刊行。神楽坂の芸者蝶吉と青年の心中を描く。
ゆっくりうたろうとりものひかえ【ゆっくり雨太郎捕物控】
多岐川恭による時代小説のシリーズ。八丁堀同心、若槻雨太郎を主人公とする。昭和42年(1967)から昭和50年(1975)まで「週刊新潮」誌に連載された。シリーズ最初の単行本は昭和43年(1968...
ゆびわとほん【指輪と本】
《原題The Ring and the Book》ブラウニングによる長編詩。1868年から1869年にかけて刊行。全12巻。17世紀のイタリアで実際に起きた殺人事件の裁判記録を素材とした作品。
ゆびわものがたり【指輪物語】
《原題The Lord of the Rings》トールキンによる長編小説。1936年から1949年にかけて執筆され、「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の全3巻の形で1954年から1956年に...
ゆめ【夢】
《原題、(ラテン)Somnium》ケプラーの著した空想小説。1634年、息子のルートウィヒにより刊行。地動説に基づいて月旅行を描いたもの。ケプラーの夢。
ゆめがおさんによろしく【夢顔さんによろしく】
西木正明による小説。近衛文麿の嫡男、近衛文隆の生涯を描く。平成11年(1999)刊行。翌年、第13回柴田錬三郎賞を受賞。
ゆめこそで【夢小袖】
星川清司の短編の時代小説、および同作を標題作とする作品集。短編小説は平成3年(1991)、「オール読物」誌に掲載。作品集は同年8月刊行。
ゆめのあと【夢の跡】
大谷句仏の句集。昭和10年(1935)刊行。
ゆめのきざかぶんきてん【夢の木坂分岐点】
筒井康隆の長編小説。平凡なサラリーマンが夢・虚構・現実の中を彷徨う。昭和62年(1987)刊行。同年、第23回谷崎潤一郎賞受賞。
ゆめのごとく【夢の如く】
《原題、(フランス)Tel qu'en songe》レニエの詩集。1892年刊行。