せ‐こ【勢子/列卒】
《「せご」とも》狩猟の場で、鳥獣を追い出したり、他へ逃げるのを防いだりする役目の人。狩子(かりこ)。
つら【連/列】
1 つらなること。行列。「くれはどりあやにかしこく織るはたの越路の雁の—をなしける」〈夫木・一二〉 2 仲間。連れ。「初雁は恋しき人の—なれや旅の空飛ぶ声のかなしき」〈源・須磨〉
つらつら‐つばき【列列椿】
並んで数多く咲いている椿の花。「巨勢山(こせやま)の—つらつらに見つつ偲(しの)はな巨勢の春野を」〈万・五四〉
つらなり【連なり/列なり】
つらなっていること。また、つらなっているもの。「稜線(りょうせん)の—」
つら‐な・る【連なる/列なる】
[動ラ五(四)] 1 たくさんのものが1列に並んで続く。切れずに続く。「車が道路に—・る」「遠く—・る山々」 2 会などに出席する。列席する。「式典に—・る」「末席に—・る」 3 関係者の一人で...
つら・ぬ【連ぬ/列ぬ】
[動ナ下二]「つらねる」の文語形。
つらね【連ね/列ね】
1 中世の猿楽・延年舞の演目の一つで、言葉や歌謡を朗唱するもの。連事(れんじ)。つらねごと。 2 歌舞伎で、主に荒事の主役が、花道などで述べる長ぜりふ。縁語・掛け詞(ことば)を使った音楽的せりふ...
つら・ねる【連ねる/列ねる】
[動ナ下一][文]つら・ぬ[ナ下二] 1 1列に、また順番に並べる。「軒を—・ねる家々」「翼を—・ねて飛ぶ」 2 関係者の一人として仲間に入る。その団体の一員として加わる。「名簿に名を—・ねる」...
つらら【列ら】
[形動ナリ]つらなるさま。「海人(あま)の娘子(をとめ)は小舟(をぶね)乗り—に浮けり」〈万・三六二七〉
つらら・く【列らく】
[動カ四]並びつづく。つらなる。「沖へには小舟—・く」〈記・下・歌謡〉