よかよか‐あめ【善か善か飴】
物売りの一。飴をさした盤台を頭上にのせ、太鼓を打ち「よかよか、どんどん」とはやしながら、飴を売り歩いたもの。明治から昭和初期まであった。
よこはま‐バンド【横浜バンド】
明治初期に横浜でヘボンやブラウンら米国人宣教師の感化を受けてキリスト教に入信した青年のグループ。明治5年(1872)、植村正久・井深梶之助ら11名が日本で最初のプロテスタント教会である日本基督公...
よこやま‐りゅういち【横山隆一】
[1909〜2001]漫画家。高知の生まれ。横山泰三の兄。昭和初期から漫画の地位向上に努めた牽引役の一人。かわいらしい絵柄とほのぼのとしたタッチで人気を集め、「フクちゃん」は戦前、戦後にわたり新...
よしかわ‐しんとう【吉川神道】
吉川惟足(きっかわこれたり)が江戸初期に始めた神道。吉田神道を継承し、また、従来の神仏習合的神道を排して儒教的な考え方を付加している。理学神道。
よゆう‐は【余裕派】
初期の夏目漱石を中心とする写生文系統の作家、高浜虚子(たかはまきょし)・鈴木三重吉らの一派。現実に対して一定の距離を置く心の余裕を唱えた。写生派。→彽徊(ていかい)趣味
ヨークタウン【Yorktown】
米国バージニア州南東部の町。リッチモンドの南東約90キロメートル、ヨーク川河口部に位置し、良港に恵まれる。英国が北アメリカに建設した最古の開拓地の一つ。独立革命末期のヨークタウンの戦いで知られ、...
ライヒェナウ‐とう【ライヒェナウ島】
《Insel Reichenau》ドイツ南西部、スイス・オーストリアとの国境をなすボーデン湖の島。バーデン‐ビュルテンベルク州の観光都市コンスタンツの西約7キロメートルに位置する。9世紀以来、ベ...
ライ‐むぎ【ライ麦】
イネ科の越年草。高さ1.5〜3メートル。耐寒性が強く、コムギより穂が長く、実も細長い。実を製粉して黒パンを作るほか、麦芽はウオツカやビールの原料、穂にできる麦角(ばっかく)は薬用とする。小アジア...
らくいち‐らくざ【楽市楽座】
戦国時代から近世初期に、戦国大名が城下町を繁栄させるためにとった商業政策。それまでの座商人の特権廃止や市場税の廃止、また、座そのものの廃止によって、新興商人の自由営業を許したもの。→座8
らく‐ご【落語】
寄席演芸の一。こっけいを主にした話芸で、話の終わりに落ちのあるのが特徴。江戸初期の「醒睡笑(せいすいしょう)」の作者安楽庵策伝(あんらくあんさくでん)を祖とするという。江戸系と上方系とがあり、同...