あっ‐かん【圧巻】
《「巻」は、昔の中国の官吏登用試験の答案。最優等者のものをいちばん上にのせたところから》書物の中で最もすぐれた詩文。作中最もすぐれた部分。転じて、全体の中で、最もすぐれた部分。出色(しゅっしょく...
うち‐かわ・す【打(ち)交(わ)す】
[動サ五(四)] 1 互いにやり取りする。「別離の言葉が—・される」〈花袋・春潮〉 2 互いに重ねる。互いに交える。「しら浪に羽—・し浜千鳥かなしきものは夜の一声」〈新古今・冬〉
おひとり‐さま【御一人様】
「一人」を敬って、また丁寧にいう語。おひとかた。 [補説]飲食店などで一人客をさしていうことから、近年、「遊園地などグループ利用の多い施設を、一人で利用して楽しむ人」「精神的に自立しており、一人...
がけのした【崖の下】
嘉村礒多の短編小説。昭和3年(1928)7月、「不同調」誌に発表。同作を表題作とする小説集は昭和5年(1930)刊行で、他に「業苦」「生別離」「父となる日」などの作品を収録。
ご‐く【五苦】
仏語。 1 人生における五つの苦しみ。 ㋐生(しょう)・老・病・死の四苦に、愛別離苦または犯罪人束縛送獄の苦を加えたもの。 ㋑生老病死苦・愛別離苦・怨憎会(おんぞうえ)苦・求不得(ぐふとく)苦・...
シェリ【(フランス)Chéri】
コレットの小説。1920年刊。元高級娼婦と、親子ほども年齢の違う青年との恋愛と別離を描く。
しく‐はっく【四苦八苦】
[名](スル) 1 非常に苦労、また、苦悩すること。「借金に追われて—する」 2 仏語。人間のあらゆる苦しみ。生・老・病・死の四苦と、それに愛別離苦・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとく...
せわ‐ば【世話場】
歌舞伎で、貧困な生活の苦しみや悲哀を見せる場面。身売り・病苦・別離などの悲劇を扱った一種の愁嘆場で、写実的に演じる。
はっ‐く【八苦】
仏語。人間の八つの苦しみ。生・老・病・死の四苦に、愛別離苦・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとくく)・五陰盛苦(ごおんじょうく)を加えたもの。
はんのうせい‐あいちゃくしょうがい【反応性愛着障害】
愛着障害の一。長期にわたる虐待やネグレクトなど、不適切な環境で育った子どもが、人と接する際に、視線をそらしながら近づく、抱かれていても視線を合わせない、近づいたり逃げたり逆らったりする、といった...