きき【利き/効き】
1 働き。作用。「ブレーキの—が悪い」 2 効き目。効能。「—の早い薬」 3 名詞と複合して、その働きがすぐれている意を表す。「左—」「—足」「腕—」 [補説]ふつう、1・3は「利き」、2は「効...
きき【聞き】
1 耳に聞くこと。また、聞こえる音。「百鳥(ももとり)の来居て鳴く声春されば—のかなしも」〈万・四〇八九〉 2 《他人が聞く意から》評判。「誉れを愛するは、人の—を喜ぶなり」〈徒然・三八〉 3 ...
きき‐あし【利(き)足】
両足のうちで、力が発揮でき、よく動くほうの足。「—でふんばる」
きき‐うで【利(き)腕】
両腕のうちで、力が発揮でき、よく動くほうの腕。何かをするときに、通常使うほうの腕。利き手。「—を押さえる」
きき‐ごま【利(き)駒】
将棋で、金将・銀将・飛車・角行などの、攻守にすぐれた働き駒。また、相手の駒の働きを抑えている駒。
きき‐ざけ【聞(き)酒/利(き)酒】
酒を少量味わって、そのよしあしを鑑定すること。また、そのために用いる酒。《季 秋》
きき‐ちゃ【聞(き)茶/利(き)茶】
1 「嗅(か)ぎ茶」に同じ。《季 春》「絵襖(ゑぶすま)の古き牡丹に—かな/虚子」 2 「闘茶(とうちゃ)」に同じ。
きき‐ぢょく【利き猪口】
利き酒の際に用いる猪口(ちょく)。ふつう、小振りの湯のみ大の白地の磁器で、酒の光沢を見るため底に青色の蛇の目模様がある。ききちょこ。
きき‐て【利(き)手】
1 「利き腕」に同じ。 2 腕前がすぐれている人。腕利き。「道場一の—」
きき‐どころ【利(き)所】
1 効き目のあるところ。「灸(きゅう)の—」 2 ある物事の中の、特に大切な部分。要所。「—を押さえる」