でき‐わく【溺惑】
[名](スル)夢中になって本心を失うこと。惑溺。「刹那的な快楽に—する」
な【那】
[常用漢字] [音]ナ(呉) [訓]なんぞ どれ どの 1 なんぞ。なに。どの。「那辺」 2 梵語・外国語の音訳字。「那落/支那・刹那(せつな)・檀那(だんな)」 [名のり]とも・ふゆ・やす
ねん【念】
1 思い。気持ち。「感謝の—」 2 心くばり。注意。「—には及びません」 3 かねての望み。念願。「—がかなう」 4 仏語。 ㋐心の働き。記憶する働き。 ㋑非常に短い時間。一念。刹那。 ㋒対象に...
ねん‐ねん【念念】
1 仏語。一瞬間。刹那刹那(せつなせつな)。時々刻々。 2 一つ一つの思い。種々の考え。「われらが心に—の欲しきままに来たり浮かぶも」〈徒然・二三五〉
ふねへうちこむはしまのしらなみ【船打込橋間白浪】
歌舞伎狂言。世話物。3幕。河竹黙阿弥作。慶応2年(1866)江戸守田座初演。人情物の講談に取材した白浪物で、幕末の退廃的、刹那(せつな)的な世相を反映している。通称「鋳掛松(いかけまつ)」。
べん‐こう【弁口/辯口】
口のきき方。また、口先のうまいこと。「彼女の名前を聞いた刹那の健三は、すぐその—に思い到った」〈漱石・道草〉
ほん【本】
[名] 1 書籍。書物。「—を読む」「—の虫」「美術の—」 2 脚本。台本。「—読み」 3 模範とすべきもの。手本。「手習いの—とする」「行儀作法の—になる」 4 もととなるもの。主となるもの...
ルバイヤート【(ペルシア)Rubā‘iyāt】
《四行詩集の意》ペルシアの詩人ウマル=ハイヤームの詩集。12世紀に成立。19世紀半ばに英国の詩人エドワード=フィッツジェラルドによって英訳されて以降、その哲学的刹那(せつな)主義は世界的に反響を...