こく‐いっこく【刻一刻】
[副]しだいに時間が経過するさま。しだいしだいに。刻々。「運命の時が—(と)迫る」「夕焼けの色が—(と)変化していく」
こく‐いん【刻印】
[名](スル) 1 印を彫ること。また、その印。 2 刻みつけること。「幼児期に—された心象」 3 「極印(ごくいん)2」に同じ。
こく‐げん【刻限】
1 定められた時刻。定刻。「約束の—に遅れる」 2 とき。時刻。「まだ—の早いうちに出発する」
こくげん‐づけ【刻限付け】
至急の文書などに、その取り扱いの刻限を記入すること。刻付け。
こく‐こく【刻刻】
[副]⇒こっこく(刻刻)
こく‐しゅう【刻舟】
《舟から剣を落とした人が、舟が動くことを考えずに舟端に目印を刻みつけて水中の剣を捜したという「呂氏春秋」察今の故事から》時勢の移り変わりに気が付かないことのたとえ。
こく‐じ【刻字】
[名](スル)文字をきざみつけること。また、その文字。
こく・する【刻する】
[動サ変][文]こく・す[サ変] 1 刃物などで石や木に彫りつける。きざみつける。「石碑に名を—・する」 2 区切りをつける。区切る。きざむ。「分秒を—・する音(いん)」〈織田訳・花柳春話〉 3...
こく‐せき【刻石】
石に文字・絵などをきざみつけること。また、その石。
こ‐くそ【木屎/刻苧】
木の粉や繊維くずなどを漆にまぜたもの。漆塗りの素地(きじ)の合わせ目・損傷部などを埋めるために用い、また乾漆像などの細部の肉付けにも用いる。