刀(かたな)の手前(てまえ)
刀を差している武士の面目上。「—、武士の意地」〈伎・小袖曽我〉
かた‐まえ【片前】
1 洋服の上着やコートなどで、打ち合わせが浅く縦1列のボタンで留めるようにしたもの。シングル。 2 着物の前を合わせたとき、外側になる部分。上前(うわまえ)。
かど‐さき【門先/門前】
門の前。入り口の前。
がん‐ぜん【眼前】
[名]目の前。ごく身近な所。まのあたり。目前(もくぜん)。「—に広がる景色」 [名・形動ナリ]明らかなこと。確かなこと。また、そのさま。「兄弟なることは—なり」〈曽我・一〉
きげん‐ぜん【紀元前】
紀元元年より以前。現在、一般には西暦紀元元年以前をいい、B.C.(Before Christ)で表す。
き‐ぜん【気前】
1 生まれつきの性質。気だて。心根(こころね)。「旦那様は誠に誠にいい御器量で御—がよくて」〈滑・早変胸機関〉 2 その場の気分。心持ち。「おや能い—だなう」〈滑・浮世床・二〉
き‐まえ【気前】
1 さっぱりした気性。特に、金銭などを出し惜しみしない性質。「—よく金を出す」「—を見せる」 2 気だて。心だて。「—が悪い」
きり‐まえ【切(り)前】
1 義太夫節で、切(き)りの前の部分。また、それを語る太夫。 2 寄席で、最後から一つ前の演目。また、とりのすぐ前に出る芸人。
くう‐ぜん【空前】
今までに例を見ないこと。未曽有(みぞう)。「—の大ヒット」「—の規模」
くち‐まえ【口前】
話しぶり。言い回し。「貴下は—が巧(うま)くって、調子が可(い)いから」〈鏡花・婦系図〉