じっぱん‐うらがき【十判裏書】
江戸時代、寺社奉行・勘定奉行・町奉行の三奉行10人の印が押してある評定所の目安裏書。
じゅう‐じん【柔靭】
[形動][文][ナリ]しなやかで、しかも強いさま。「しんは—でいくら噛んでも噛みきれない」〈中勘助・銀の匙〉
じゆう‐えん【自由円】
対外取引を原則禁止としていた旧外為法(外国為替及び外国貿易管理法)のもとで、外貨と自由に交換できた円。昭和35年(1960)為替自由化の一環として設けられたもので、非居住者(外国人)が合法的に得...
じょ‐せき【除籍】
[名](スル) 1 学籍・戸籍や名簿などから名前を除くこと。 2 平安時代、殿上人(てんじょうびと)が罪科や勅勘によって昇殿を停止されること。日給の簡(ふだ)を除いて、名を外した。じょしゃく。
じん‐かん【人間】
人の住んでいる世界。世間。にんげん。「老人に身をやつしまして暫く—に住んでおりました」〈中勘助・鳥の物語〉
じんみんせんせん‐じけん【人民戦線事件】
昭和12年(1937)から翌年にかけ、人民戦線結成を企てたとして、加藤勘十・大内兵衛ら日本無産党や労農派の関係者400余名が検挙された事件。
じんめい‐かんじょう【人名勘定】
簿記で、取引先ごとの債権・債務を処理するために、相手方の氏名または商号などを勘定科目として設ける勘定。
すた‐すた
[副] 1 わき目もふらず足早に歩くさま。「振り向きもせず—(と)行ってしまった」 2 せわしく息をするさま。はあはあ。「跡を慕うて勘六が息も—」〈浄・歌祭文〉
すっくり
[副] 1 「すっく」に同じ。「褄(つま)を合せざまに—と立った」〈鏡花・眉かくしの霊〉 2 ある範囲内のすべてにわたるさま。すっかり。そっくり。「土の面が乾いていた。それから大地が—乾いた」〈...
するど・い【鋭い】
[形][文]するど・し[ク]《形容動詞「するど」の形容詞化》 1 物の先が細くてとがっている。また、刃物の切れ味がよい。「—・い牙(きば)」「—・いナイフ」⇔鈍い。 2 感覚が鋭敏である。反応が...