たとう‐がみ【畳紙/帖紙】
《「たたみがみ」の音変化》 1 折り畳んで懐中に入れ、鼻紙や詩歌の詠草などに用いる紙。懐紙(かいし)。ふところがみ。 2 厚い和紙に渋または漆を塗って折り目をつけた紙。結髪や着物を包むのに使用。
たぬき‐あやめ【狸菖蒲】
タヌキアヤメ科の多年草。九州南部、沖縄の水湿地に自生し、高さ0.5〜1メートル。葉はアヤメに似て線形で基部は茎を包む。8〜10月ごろ、褐色の毛を密生した穂に黄色い花をつける。
たまご‐とじ【卵綴じ】
1 汁の多い煮物の仕上げに鶏卵をといて流し、材料を包むようにした料理。 2 かけうどん・かけそばの上に鶏卵をといて流し込み、とじたもの。
たる‐だい【樽代】
結納(ゆいのう)・転宅などのとき、祝儀として酒を贈る代わりに、酒代(さかしろ)として包む金銭。
だいたい‐きんまく【大腿筋膜】
大腿筋の表面を包む、発達した厚い筋膜。外側部は腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)に移行する。
ちく‐ちつ【竹帙】
細い竹を簀(す)のように編んだ帙。巻子本(かんすぼん)を包むのに用いる。
ち‐す【帙簀】
《「ぢす」とも》経巻などを包む帙(ちつ)。竹のすだれを芯(しん)にして、周囲を錦(にしき)で縁どり、裏に綾をつけ、組緒をつけたもの。竹帙(たけちつ)。
ちつ【帙】
[名]書物の損傷を防ぐために包む覆い。厚紙を芯(しん)とし、表に布をはって作る。文巻(ふまき)。文包(ふみづつみ)。 [接尾]助数詞。帙入りの本を数えるのに用いる。「和本三—」
ちつ【帙】
[音]チツ(漢) 本を包むおおい。「書帙・巻帙」
ちまき‐ざさ【粽笹】
笹の一種。山地に群生し、高さ約1.5メートル。葉は大形の長楕円形で、毛はなく、数枚が手のひら状につく。夏、まれに開花。葉を粽を包むのに用いる。