じゅうじ‐せん【十字線】
1 十の字の形に引いた線。特に、光学器械の照準器につける十字の線。レチクル。 2 株式などのチャートで、始め値と終わり値が同じ場合に表れる十字の形。→蝋燭(ろうそく)足
じゅうじ‐たい【十字帯】
包帯の巻き方で、胸部または背部で十字形に交わるように巻くもの。
じゅうじ‐とうりつ【十字倒立】
体操競技のつり輪で、両腕を広く横に開いて十字形に倒立すること。
じゅうじ‐の‐みょうごう【十字の名号】
浄土論にある「帰命尽十方無礙(むげ)光如来」という十字の、阿弥陀仏の名号。十字名号。
じゅうじ‐びしゃ【十字飛車】
将棋で、飛車を遠く、縦にも横にも利かせること。また、その飛車。
じゅうじ‐ほうか【十字砲火】
左右から十字に交差するようにはげしく飛びかう砲火。十字火。
じゅうじ‐もち【十字餅】
《「十」の字を、災いを除き幸いを招くまじないとして、祝儀の贈り物の蒸し餅の上に紅色で書くところから》蒸し餅・まんじゅうの異称。
じゅうじ‐ろ【十字路】
十字に交わっている道路。また、その場所。四つ辻。 [補説]書名別項。→十字路
じゅうじろ【十字路】
江崎誠致の小説。昭和39年(1964)刊。
十字(じゅうじ)を切(き)・る
キリスト教徒が神に祈るとき、手で胸の上に十字形を描く。「ひざまずいて—・る」