じゅう‐もんじ【十文字】
1 十の字の形。縦横に交わった形。「—に交差する道」 2 前後左右に動きまわるようす。「外は—に風が吹いていた」〈漱石・行人〉 3 「十文字轡(ぐつわ)」の略。 4 「十文字槍」の略。
じゅうもんじがくえん‐じょしだいがく【十文字学園女子大学】
埼玉県新座(にいざ)市にある私立大学。平成8年(1996)の開設。
じゅうもんじ‐ぐつわ【十文字轡】
鏡板の輪の中に筋金を十文字に入れた鉄のくつわ。十字ぐつわ。十文字。
じゅうもんじ‐しだ【十文字羊歯】
オシダ科の多年生のシダ。山林に生え、高さ約50センチ。葉身は羽状に分かれ、基部に近い羽片だけが横に大きく伸びてさらに羽状に分かれ、十字形になる。撞木(しゅもく)羊歯。
じゅうもんじ‐やり【十文字槍】
穂先の下部に左右の枝刃を出して、十文字形をした槍。十文字。
と‐もじ【十文字】
十という文字。また、その形。じゅうもんじ。
十文字(ともじ)に踏(ふ)・む
ふらふらと十文字の形に歩く。千鳥足で歩く。