せん‐きん【千鈞】
《「鈞」は重さの単位で、1鈞は30斤》非常に重いこと。きわめて価値の高いこと。また、そのもの。「—の重みのある言葉」
千金(せんきん)の裘(きゅう)は一狐(いっこ)の腋(えき)に非(あら)ず
《「史記」劉敬・叔孫通伝賛から》高価な皮衣は1匹のキツネのわき毛だけでは作れない。国を治めるには、多くの人材の力によらなければ成し遂げられないというたとえ。
千金(せんきん)の子(こ)は市(いち)に死(し)せず
《「史記」越世家から》金持ちの子は、罪を犯してもその金力によって死罪を免れることができる。
千金(せんきん)の子(こ)は盗賊(とうぞく)に死(し)せず
《蘇軾「留侯論」から》金持ちの子は、盗賊と争って死ぬような危険なことはしない。金の力で身を守ることをいう。
千鈞(せんきん)も船(ふね)を得(え)ば則(すなわ)ち浮(う)かぶ
《「韓非子」功名から》千鈞の重さの物でも船があれば水に浮かぶ。愚かな者でも勢力・地位があれば、賢者を抑え世を治めることができるというたとえ。
せん‐ぎり【千切り/繊切り】
大根・人参(にんじん)などを細く切ること。また、切ったもの。繊(せん)。千六本。
せん‐く【千句】
1 千の語句。転じて、多くの言葉。「—を費やしてもなお言い尽くせない」「—一言」 2 連歌や俳諧で、百韻を十巻(とまき)、すなわち千の句を続けて詠んだもの。千句全般にわたって指し合い・去り嫌いの...
せん‐く【千苦】
多くの苦しみ。「—万労(ばんろう)」
せんく‐あわせ【千句合(わ)せ】
千句の句会。
せん‐ぐん【千軍】
多くの軍兵。