ないこう‐の‐せだい【内向の世代】
昭和45年(1970)前後に登場した若手作家の呼称。古井由吉(よしきち)・黒井千次・小川国夫など。文芸評論家の小田切秀雄が命名。個人の内面を描く作風を批判的な意味合いで呼んだもの。
ないしょう‐ちょう【内証帳】
私的な事柄が書いてある帳面。「玉川千之丞—の事」〈浮・男色大鑑・五〉
ない‐ち【内地】
1 一国の領土内の土地。国内。 2 もと樺太(からふと)・千島列島・朝鮮・琉球・台湾などに対して、日本の本来の領土である本州・四国・九州・北海道。本土。「—へ引き揚げる」⇔外地。 3 北海道や沖...
なか‐がき【中垣】
隣家との隔ての垣根。また、人との仲を隔てるもののたとえ。「—の隔てが出来て、ロクロクも話せなかったから」〈左千夫・野菊の墓〉
なかの【中野】
長野県北東部の市。千曲川支流の夜間瀬(よませ)川の扇状地にあり、ブドウ・モモなどの栽培や精密・電子工業が行われる。志賀高原の入り口。人口4.6万(2010)。
なか‐の‐ちょう【仲の町/中の町】
吉原遊郭の中央を貫いていた通り。現在の東京都台東区千束4丁目付近。
なか‐の‐とおか【中の十日】
1 その月の、中旬の10日間。「野の盛りは八月—」〈宇津保・吹上下〉 2 中旬の10日目。20日。「文治三(みつ)の歳の秋長月の—に撰び奉りぬるになむありける」〈千載・序〉
なかば‐の‐つき【半ばの月】
1 半円形の月。半月(はんげつ)。「末の世を照らしてこそは二月(きさらぎ)の—は雲がくれけれ」〈続千載・釈教〉 2 月半ばの月。満月。特に、中秋の名月。「秋の空、余りにたへぬ—」〈謡・雨月〉 3...
なかやま【中山】
千葉県市川市と船橋市にまたがる地名。日蓮宗法華経寺の門前町から発展。中山競馬場がある。
中(なか)を取(と)・る
中間を取る。折り合いをつける。「—・って七千円で売る」