なんしゅう‐じ【南宗寺】
大阪府堺市にある臨済宗大徳寺派の寺。山号は竜興山。開創は弘治2年(1556)、開山は大林宗套(だいりんそうとう)、開基は三好長慶。兵火にあって焼失したが、沢庵宗彭(たくあんそうほう)が中興。境内...
なんじゃ‐もんじゃ【何じゃもんじゃ】
主に関東地方で、その地域で見られなかったり、きわめて珍しかったりする大木をさしていう語。千葉県香取(かとり)郡神崎町(こうざきまち)神崎神社のクスノキ、東京都明治神宮外苑のヒトツバタゴなど。あん...
なんば【難波】
《「なにわ(難波)」の音変化》大阪市の中央区から浪速区にまたがる地名。道頓堀・千日前などとともに「ミナミ」と称される繁華街をなす。→梅田
なんぼうろく【南方録/南坊録】
安土桃山時代の茶道書。7巻。南坊宗啓著。文禄2年(1593)ごろの成立。師千利休から習得した茶道の心得や秘伝を記したもの。福岡藩黒田氏の家老立花実山による偽書とする説もある。
にいぐわ‐まゆ【新桑繭】
新しい桑の葉で育った繭。今年の蚕の繭。にいぐわまよ。「今年おひの—の唐衣(からころも)千代をかけてぞ祝ひそめける」〈貫之集〉
にいみ【新見】
岡山県北西部の市。高梁川(たかはしがわ)上流域にあり、石灰石を産出。千屋牛(ちやぎゅう)の産地。鍾乳洞(しょうにゅうどう)の井倉洞・満奇(まき)洞がある。平成17年(2005)3月、阿哲(あてつ...
にえもん‐じま【仁右衛門島】
千葉県南部、鴨川市沖にある小島。石橋山の合戦に敗れた源頼朝を、平野仁右衛門がこの島にかくまったと伝える。
におてる‐や【鳰照るや】
[枕]「志賀(しが)」「矢橋(やばせ)」など、琵琶湖畔の地名に掛かる。「—志賀の浦風春かけて」〈新千載・春上〉
にくたいのもん【肉体の門】
田村泰次郎の小説。昭和22年(1947)発表。敗戦後の東京を生き抜こうとする娼婦たちの姿を描く。
マキノ正博(マキノ雅弘)監督による映画の題名。昭和23年(1948)公開。出演、月丘千秋、轟...
ニコライ‐どう【ニコライ堂】
東京都千代田区にある日本ハリストス正教会復活大聖堂の通称。明治24年(1891)ニコライによって創立されたのでこの名がある。ドームの堂頂までの高さ35メートル、鐘楼があって美しい。→ニコライ