なん‐えんどう【南円堂】
奈良市の興福寺にある堂の一。江戸時代の再建で北円堂と同じ八角円堂。本尊の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)座像は平安末期の康慶の作。西国三十三所第9番札所。
なん‐えんぶだい【南閻浮提】
閻浮提(えんぶだい)の異称。須弥山の南にあるのでいう。
なん‐おう【南欧】
ヨーロッパの南部。イタリア・フランス南部・スペイン・ポルトガルなどをさす。南ヨーロッパ。
なん‐か【南下】
[名](スル)南へ向かって進むこと。「船は一路—する」⇔北上。
なん‐か【南柯】
南側に差し出た枝。南枝。
なん‐か【南瓜】
カボチャのこと。
なんか【南華】
「南華真経」の略。 《の寓話には変わったものが多いところから》変わり者。変人。また、とりとめもないことを言う者。「うつけたる者を今も—と名付くるなり」〈仮・浮世物語・一〉
なん‐かい【南海】
南方の海。また、そこにある島や国。「—の楽園」 「南海道」の略。 中国で、南方にある地域や海域の呼称。転じて、東南アジア諸国をさすが、インド洋の沿岸地方を含めることもある。
なん‐かい【南界】
動物地理区の三界の一。オーストラリア区と大洋区に分けられる。
なん‐かい【南階】
南向きに設けられた階段。特に、紫宸殿(ししんでん)の南面中央の階段。その左右に、左近の桜と右近の橘とがあった。