やまぶき‐そう【山吹草】
ケシ科の多年草。山野の樹下に生え、高さ約30センチ。茎などに黄色い汁を含む。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。4、5月ごろ、黄色い4弁花を開く。くさやまぶき。《季 春》
やま‐ぼくち【山火口】
キク科の多年草。山地の日当たりのよい所に生え、高さ約1メートル。葉は卵形で、裏面に白い綿毛を密生する。秋、白い頭状花を横向きにつける。葉が羽状に裂けているものをキクバヤマボクチ、三角状のものをハ...
やま‐め【山女/山女魚】
サクラマスの陸封型。渓流にすみ、全長約30センチ。体色は淡褐色か灰褐色で、体側に小判形の暗色紋が並び、背部に小黒点が散在する。産卵期は秋から冬。釣りの対象。やまべ。《季 夏》「けざやかに口あく魚...
やま‐らっきょう【山辣韮/山薤】
ヒガンバナ科の多年草。関東地方以西の山野に自生。高さ約50センチ。鱗茎(りんけい)は卵形で、葉は細長い。秋に花茎を伸ばし、紅紫色の花を球状につける。
やり‐いか【槍烏賊】
ジンドウイカ科のイカ。外套(がいとう)長が約40センチ。細長くて後端がとがり、ひれは三角形で大きい。春、産卵のため海岸に接近。刺身やするめにする。ささいか。さやなが。つついか。
やり‐たなご【槍鱮】
コイ科の淡水魚。全長約10センチ。体高がやや高く、側扁し、口ひげは長い。体色は青みがかった銀白色。産卵期の雄は、えらぶたから体側にかけて赤紅色、腹面が黒色の婚姻色を示す。日本産タナゴ類の中で分布...
ゆうせい‐しゅじゅつ【優生手術】
生殖腺を除去することなしに、生殖を不能にする手術。優生保護法に基づいて行われた。精管や卵管の結紮(けっさつ)などの方法を用いる。断種。
ゆうせい‐せいしょく【有性生殖】
雌雄の配偶子によって新個体が形成される生殖法。ふつう両性の配偶子の受精による両性生殖をさすが、雌雄性の未分化な配偶子の接合や、卵が単独で発生する単為生殖も含めていう。⇔無性生殖。
ゆうせい‐せんじゅく【雄性先熟】
雌雄同体の動物で、雄性生殖器官の精巣などが、卵巣などの発達に先立って成熟すること。のちに卵巣も発達して両方をもつ個体となる場合と、精巣が退化して卵巣が発達する場合とがある。種子植物では、個々の花...
ゆうせい‐らん【有精卵】
受精卵のこと。鶏卵についていうことが多い。