やく【厄】
1 わざわい。災難。「—にあう」「—を払う」 2 「厄年(やくどし)」の略。「—が明ける」 3 《一生に一度はこうむる大きな災難である意から》疱瘡(ほうそう)のこと。「お孫さまがお—を遊ばしたさ...
やく【厄】
[常用漢字] [音]ヤク(呉) 1 わざわい。災難。「厄難/困厄・災厄」 2 よくない巡り合わせ。「厄運・厄年(やくどし)・厄日(やくび)/後厄(あとやく)・大厄・前厄(まえやく)」
やく‐うん【厄運】
めぐり合わせの悪いこと。不運。
やく‐おとし【厄落(と)し】
[名](スル) 1 「厄払(やくはら)い1」に同じ。 2 厄年を迎える人が、大みそかや節分の夜に、自分の年の数だけ包んだ銭や豆、または、ふんどしを道に捨てるなどの風習。「さる大名の御—の金子四百...
やく‐がい【厄害】
厄難と災害。厄難による被害。
やく‐ご【厄子】
両親のいずれかが厄年に当たるときに生まれた子。育ちにくいとされ、厄落としのために捨てて拾いなおすなどの風習がある。
やく‐さい【厄災】
わざわい。災難。災厄。
やく‐じん【厄神】
病気や災難をもたらす悪神。
やくじん‐もうで【厄神詣で】
正月19日に京都の石清水(いわしみず)八幡宮境内の疫尽堂(やくじんどう)に、厄落としのため参詣すること。厄神参り。《季 新年》
やく‐だたり【厄祟り】
厄年に、災厄にたたられること。「こな様も二十五歳の厄の年、わしも十九の厄年とて、思ひ合うたる—」〈浄・曽根崎〉