おん‐こう【温厚】
[形動][文][ナリ]穏やかで、優しくまじめなさま。「—な人柄」「—篤実」 [派生]おんこうさ[名]
おんじゅう‐とんこう【温柔敦厚】
《「礼記」経解から》人柄などが穏やかで優しく、誠実で人情に厚いこと。温厚篤実。
かん‐こう【寛厚】
[名・形動]心が広く、態度が温厚なこと。また、そのさま。「—な人柄」
きん‐こう【謹厚】
[名・形動]つつしみ深く、まじめで温厚なこと。また、そのさま。「—な人柄」
こう【厚】
[音]コウ(漢) [訓]あつい [学習漢字]5年 〈コウ〉 1 ぶあつい。「厚薄/肥厚」 2 ゆたか。ゆたかにする。「厚生/重厚・濃厚」 3 心づかいがねんごろ。てあつい。「厚意・厚遇・厚情/...
しん‐こう【深厚】
[名・形動]《「じんこう」とも》 1 意味が奥深いこと。また、そのさま。「—な意義を蔵する」 2 心情がきわめて深く厚いこと。また、そのさま。「—な敬意を表する」
じ‐あつ【地厚】
[名・形動]布地などの厚いこと。また、そのさま。「—な布地」⇔地薄。
じゅう‐こう【重厚】
[名・形動]人や事物の性質・状態などが重々しくて落ち着いていること。どっしりしていること。また、そのさま。ちょうこう。「—な人柄」「—な作品」 [派生]じゅうこうさ[名]
ちょう‐こう【重厚】
[名・形動]⇒じゅうこう(重厚)
じゅん‐こう【醇厚/淳厚】
[名・形動]人柄などが素朴で、人情にあついこと。また、そのさま。「人心—なるを以て」〈大槻修二・日本教育史略〉