げん‐せい【原生】
生物がもとのままの状態で、進化も変化もしないこと。
げんせいかえん【原生花園】
渡辺喜恵子の長編大河小説のシリーズ名。昭和44年(1969)、「夜明け」「父と娘」「海鳴り」の全3部3巻を刊行。
げんせいしぜんかんきょう‐ほぜんちいき【原生自然環境保全地域】
人の活動による影響を受けることなく原生の状態を維持している、1000ヘクタール(島嶼(とうしょ)は300ヘクタール)以上の国公有地で、自然環境の保全が必要と認められる地域。自然環境保全法に基づい...
げんせいしょく‐さいぼう【原生殖細胞】
⇒始原生殖細胞
げんせい‐せいぶつ【原生生物】
真核生物のうち動物・植物・菌類のどれにも属さないものの総称。生活環のほとんどを単細胞の状態で過ごす。ミドリムシやアメーバなどの原生動物や変形菌・細胞性粘菌、ミズカビ、および藻類のうち珪藻・渦鞭毛...
げんせい‐だい【原生代】
地質時代の区分の一。先カンブリア時代を三分したもっとも新しい時代。地層は変成や褶曲(しゅうきょく)の程度が弱い。藍藻類の光合成により大気中に酸素が増え、真核生物および多細胞生物が誕生した。
げんせい‐どうぶつ【原生動物】
動物界の一門。体は1個の細胞からなり、分裂・出芽などによって増殖する。鞭毛虫類(ミドリムシ)・肉質類(アメーバ)・胞子虫類(マラリア病原虫)・繊毛虫類(ゾウリムシ)に分けられる。原虫。
げんせい‐りん【原生林】
昔から現在まで、一度も人手が加えられたことのない、自然のままの森林。原始林。 [補説]書名別項。→原生林
げんせいりん【原生林】
前田夕暮の自選歌集。大正14年(1925)刊行。