まいり‐げこう【参り下向】
参上することと下向すること。また、神社や寺院に参詣すること。「寺道場へ—して」〈浮・胸算用・二〉
まいり‐ばか【詣り墓/参り墓】
両墓制で、実際に遺体を埋葬した墓とは別に、参詣するためにだけ設ける墓。空墓所(からむしょ)。引き墓。→埋(う)め墓
まいり‐もの【参り物】
召し上がり物。「—なるべし、折敷(をしき)手づから取りて」〈源・玉鬘〉
まい・る【参る】
[動ラ五(四)]《上一段活用動詞「まいる」に「い(入)る」の付いた「まいいる」の音変化で、貴人のもとに参入する意が原義》 1 「行く」の謙譲語で、行く先方を敬う。 ㋐神仏に詣でる。参詣する。...
ま・いる【参る】
[動ワ上一]貴人・高貴の人のもとへ行く意の謙譲語。参上する。上る。「岩根踏み山越え野行き都辺(へ)に—・ゐしわが背を」〈万・四一一六〉 [補説]上代に、連用形「まゐ」のほか、「まいく」「まいず」...
みかわ【三河/参河】
旧国名の一。現在の愛知県東部。三州。
みかわ‐の‐くに【三河国】
⇒三河
もう・く【参来】
[動カ変]《「まいく」の音変化》高貴な人のもとに来る。参り来る。「時に兄猾(えうかし)—・こず」〈神武紀〉
もう‐のぼ・る【参上る】
[動ラ四]「まいのぼる」の音変化。「兵衛は—・りぬ」〈宇津保・藤原の君〉