たたずま・う【佇まふ】
[動ハ四]《動詞「たたずむ」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》じっと立ち止まっている。「われはと思ひたる女房の、のぞきけしきばみ、奥の方に—・ふを」〈枕・三〉
たなぎら◦う【棚霧らふ】
[連語]《動詞「たなぎる」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》雲が空全体に広がる。霧が一面にかかる。「—◦ひ雪も降らぬか梅の花咲かぬが代(しろ)にそへてだに見む」〈万・一六四二〉
たんじゅん‐さいせいさん【単純再生産】
蓄積を伴わず、同一規模で反復される再生産。→拡大再生産 →縮小再生産
だい‐どうし【代動詞】
《pro-verb》同じ動詞の反復使用を避けるために用いる動詞。英語のdoの類。
チック【tic】
反復的な不随意運動や、意図せぬ発声・発話をしてしまう状態。運動チックと音声チックがあり、1年以上続くとトゥレット症候群と診断される。器質的な病変によるものもあるが、ストレスによるものが多く、小児...
ちら◦う【散らふ】
[連語]《動詞「ち(散)る」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》散りつづける。しきりに散る。「秋萩の—◦へる野辺の初尾花仮廬(かりほ)に葺(ふ)きて」〈万・三六九一〉
つか◦う【付かふ/着かふ】
[連語]《動詞「つく」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」》ついている。「こと放(さ)けば沖ゆ放けなむ湊より辺—◦ふ時に放くべきものか」〈万・一四〇二〉
つが◦う【継がふ】
[連語]《動詞「つ(継)ぐ」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」》長く継ぐ。いつまでも継続する。「よろづ代に語り—◦へと始めてしこの九月の過ぎまくを」〈万・三三二九〉
つくろ・う【繕う】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「つく(作)る」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「つくらふ」の音変化》 1 衣服などの破れ損じたところや物の壊れた箇所を直す。補修する。「ほころびを—・う」「垣根...
つづしろ・う【嘰ろふ】
[動ハ四]《動詞「つづしる」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「つづしらふ」から》物事を少しずつ続ける。「寒くしあれば堅塩を取り—・ひ」〈万・八九二〉