さんかかんげん‐はんのう【酸化還元反応】
2種の物質の間で、電子・酸素原子・水素原子の授受が行われる化学反応。一方の物質が電子などを放出して酸化すると、他方の物質はこれらを受け取って還元する。二つの反応は相伴って起こるので、まとめていう。
さんせい‐はんのう【酸性反応】
ある物質に酸の性質があることを示す反応。青色リトマスを赤色に変えたり、赤色フェノールフタレインを無色に変えたりすること。
シック‐はんのう【シック反応】
ジフテリアに対する免疫の有無を調べる検査。所定の皮内注射による皮膚反応を見るもの。米国の小児科医シック(B.Schick)が考案。
しゅくごう‐はんのう【縮合反応】
⇒縮合
しょうえん‐はんのう【硝煙反応】
銃を発射した際に手や着衣などに付着した硝煙を検査するために、ジフェニルアミンで紫色に発色させるなどの化学反応。鑑識法の一つとして犯罪捜査などに用いる。
しんいん‐はんのう【心因反応】
心因によって起こる病的状態。ヒステリー反応・驚愕(きょうがく)反応など。
しんどう‐はんのう【振動反応】
化学反応で、ある生成物の濃度が時間的または空間的に周期性をもって変化する現象。反応溶液の色が周期的に変化するベロウソフジャボチンスキー反応が有名。化学振動。
ジアゾ‐はんのう【ジアゾ反応】
ジアゾ化合物を反応中間体とする化学反応の総称。主に、ジアゾニウム塩を用いる反応をさす。
ジャボチンスキー‐はんのう【ジャボチンスキー反応】
⇒ベロウソフジャボチンスキー反応
じゃもんがんか‐はんのう【蛇紋岩化反応】
超塩基性岩の一である橄欖(かんらん)岩の変成作用。水と反応して水素を生成し、蛇紋岩に変質する。