かくぶんれつ‐れんさはんのう【核分裂連鎖反応】
外から中性子の供給を受けることなく、核分裂反応が連続して起こる現象。ウランやプルトニウムなどの核分裂性物質は、原子核が中性子を1個吸収して核分裂を起こし、2〜3個の中性子を放出する。この中性子が...
かく‐へいき【核兵器】
核反応を利用した、強大な破壊力をもつ兵器。ふつう、原子爆弾・水素爆弾などの核爆弾をさす。
かく‐へんかん【核変換】
原子核が原子核崩壊や人工的な核反応によって、別の原子核に変わること。使用済み核燃料に含まれる半減期が極めて長い核種を、寿命が短い核種に変える人工核変換により、環境負荷を低減する研究が進められてい...
かく‐ゆうごう【核融合】
1 水素などの軽い原子核どうしが高温・高圧・高密度のプラズマ状態で融合し、ヘリウムなどのより重い原子核になる現象。この際に中性子などとともに大きなエネルギーを放出する。高温・高圧・高密度のプラズ...
かくゆうごう‐はつでん【核融合発電】
核融合で発生した熱エネルギーを利用する発電。燃料となる重水素は海水から取り出すことができ、発電時に二酸化炭素を排出しない。また、原子力発電に比べて使用済み核燃料の放射能レベルが低く、原理的に核分...
かくゆうごう‐ろ【核融合炉】
高温のプラズマを閉じ込めて熱核融合反応を維持し、発生する大きなエネルギーを発電などに利用できるようにする装置。磁場を用いてプラズマを閉じ込める磁気核融合炉とレーザー光線で超高密度のプラズマを発生...
か‐ごう【化合】
[名](スル)2種以上の元素が化学反応を起こして結合し、新しい物質を生じること。
かさい‐かんちき【火災感知器】
火災の発生を自動的に感知して警報する装置。ふつう、建物の中央に取り付け、温度の上昇に反応する熱感知器と煙の微粒子に反応する煙感知器とがある。
かさんか‐ナトリウム【過酸化ナトリウム】
金属ナトリウムを空気中で熱するとできる無色または黄色の粉末。強い酸化力があり、水と反応して過酸化水素と水酸化ナトリウムを生ずる。過酸化水素の製造原料。化学式Na2O2
かさんか‐バリウム【過酸化バリウム】
酸化バリウムを空気中で熱すると得られる無色の粉末。強い酸化力があり、水と反応して過酸化水素と水酸化バリウムを生じる。過酸化水素の製造原料。化学式BaO2