じょじょうしょうきょくしゅう【抒情小曲集】
室生犀星(むろうさいせい)の第2詩集。大正7年(1918)刊。若き日の哀感や故郷への思いなどを叙情的にうたった文語自由詩94編を収める。 《原題、(ノルウェー)Lyriske stykker...
じりゅうせん【自流泉】
土屋文明の第8歌集。昭和28年(1953)刊。昭和22年(1947)から昭和26年(1951)頃までの作品1240首を収める。
じんたのおと【ジンタの音】
小出正吾による児童文学作品集。昭和49年(1974)刊行。明治時代の小学生たちの日常を生き生きと描いた6作を収める。1975年、野間児童文芸賞受賞。
すみ‐あか【隅赤】
ふたと身の口縁から四隅にかけて朱漆を塗り、他の部分は黒漆塗りにして蒔絵(まきえ)などを施した箱。大小各種あり、婦人の身の回りの品を収めるのに用いられた。
すみとも‐ざいばつ【住友財閥】
三井・三菱と並ぶ三大財閥の一。住友家は江戸時代以来別子銅山の経営を事業の主力とし、明治期には金属産業から関連産業に進出。第一次大戦後には諸企業を傘下に収める巨大財閥となった。第二次大戦後に解体さ...
せいぶつ【静物】
庄野潤三の短編小説集。昭和35年(1960)刊。表題作のほか、「蟹」「五人の男」などの作品を収める。第7回新潮社文学賞受賞。
せっかずせつ【雪華図説】
雪の結晶図説集。古河(こが)藩主土井利位(どいとしつら)著。天保4年(1833)正編、同11年続編刊。顕微鏡で観察した合計183の雪の結晶図と、論考「雪の生成の物理」等を収める。
せんじゅうしょう【撰集抄】
鎌倉時代の仏教説話集。9巻。西行述作と伝えられてきたが、著者未詳。文永年間(1264〜1275)ごろまでに成立。神仏の霊験、高僧の法徳・発心談など百余話を収める。
そうじんき【捜神記】
中国、六朝時代の志怪小説集。20巻本と8巻本が伝わる。東晋の干宝(かんぽう)の編。神仙・鬼神妖怪・死者の再生・動物の報恩復仇などの伝説や怪談を収める。
そくとう‐こつ【側頭骨】
頭蓋(とうがい)の外側方、および頭蓋底の一部を占める左右一対の骨。内部に平衡器官・聴覚器官を収める。顳顬(しょうじゅ)骨。